
| 公共空間の活用による賑わいづくり | 平成15・16年度 | 富山市 岐阜市 |
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●目的と背景 衰退する中心市街地に賑わいを生み出すためのひとつの方法として、公共空間の活用が注目されています。街路や公園などを人々のアクティビティの場としてもっと活用できないか、というものです。 例えば、カフェの屋外席で往来を眺めながらお茶を楽しむ、街角で趣味のヴァイオリンを披露する、広場で開かれた生鮮市で旬の食材を手に入れる、など。屋外で活動するのは気持ちよいことですし、人々が集まり交流が生まれることで、まちなかの賑わい創出につながります。 ところが、日本では伝統的な祭事やイベントを除いては、公共空間を自由に利用することが制度的に難しいのが現状です。(道路交通法や食品衛生法等の問題)例えば、現在巷のカフェなどで見られる店先のオープンカフェは私有地内のものであり、原則的に公道の利用は認められていません。 ●社会実験の実施 そこで90年代後半から、街路や広場などの公共空間を活用したオープンカフェ等の社会実験が全国各地で実施され、市民の反応や交通流動の変化などから、その有効性や地域交通への影響等についての検証が行われてきました。 →国道交通省道路局 社会実験HP(オープンカフェ等の社会実験を支援) その実験結果を踏まえて、公共空間の恒常的な利用に向け、条例や協定等による制度運用の工夫や運営のルールづくりなど、公共空間活用を推進するための仕組みづくりが検討されています。また、こうした社会実験の結果は、人々のアクティビティを誘発するようなハード整備にも今後役立てられるでしょう。 一方で、政府の規制改革の流れの中で、道路使用許可など法制度の規制緩和の動きが見られ、平成17年には国土交通省道路局で、「道を活用した地域活動の円滑化のためのガイドライン」がとりまとめられました。こうした法制度の動きに合わせて、それぞれの地域が運営体制づくりなどを進めていく必要があります。 コムテックは、富山市や岐阜市におけるオープンカフェ実験の企画や実験結果の検証、仕組みづくりの検討に参加しました。 |
↓社会実験の様子(岐阜市) 商店街にパラソルやステージが現れる 飲食店の店先にパラソル設置 喫茶店前にて |
| 『ヨーロッパにおけるオープンカフェ等の経緯と実態の調査』 褐共計画研究所 H13.6.19 |
→ ドイツ、フランス、イギリスにおける、道路空間を利用したオープンカフェやマーケットの歴史や法制度と運用実態についての報告。 |
| 『欧米のオープンカフェを支える制度的背景』 名古屋世界都市景観会議’97実行委員会 &鞄s市研究所スページア H10.3 |
→ パリ、コペンハーゲン、ミラノ、サンフランシスコ、ポートランド、シアトルの都心部における、公共空間活用の背景と運用についての資料集。図表や写真も満載で分かりやすい。名古屋・久屋大通りで実施されたオープンカフェイベントについての報告もあり。 |
| 『オープンカフェが街を変える』 オープンカフェ研究会 小野麻美編集 早稲田大学卯月研究室発行 H14.7 |
→ 公共空間ではないが、街なかのカフェ等に設置されているテラス席など民地のオープンカフェの事例集で、その形態や魅力別に分類している。研究会のメンバーがそれぞれお気に入りのオープンカフェを写真、図面、コメント等で紹介し、オープンカフェの持つ魅力を浮かび出させようという試み。 |
| 「オープンカフェ利用者の実態と特性から見たドイツの中心市街地活性化に関する研究」 『日本都市計画学会学会誌・論文集』 2003年38-3号 エルファディング スザンネ・卯月 盛夫 |
→ オープンカフェ利用者の立場からその実態と特性を明らかにし、中心市街地の活性化との関係を考察したもの。オープンカフェ施策の積極的に取り組んでいるというドイツ3都市のカフェにて、利用者にアンケート調査を実施している。 |

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